洋服が大好きで、多くのアイテムを持っている方は、整理が難しくなりがちです。
クローゼットはもちろん、部屋のあちこちに服が散らばり、足の踏み場もないほどです。この状態になると、一度整理することが良いでしょう。
ただし、捨てるのは難しいですよね!
そこで、
なぜ洋服を整理できないのか?
洋服を減らすコツは?
新しい服を買わない方法は?
についてお話しします。
なぜ着ない服を整理できないのでしょうか?
人には、自分にとって不必要なものを捨てることができる人とできない人がいます。
捨てることができる人は、身の回りが整理され、必要な物に囲まれて快適に過ごすことができます。
一方で、捨てることができない人は、物が増え続け、どこに何があるかが分からなくなりがちです。
なぜ着ない服を整理できないのか、その理由について考えてみましょう。
なぜ洋服を手放すことが難しいのでしょうか?
その理由は、本人が捨てないで済むように無意識に考え、正当化してしまっている可能性があります。
以下に挙げるのは、その理由の一例です。
- 捨てるのはもったいない
- 売るのはもったいない
- まだ一度も着ていない
- いつか着るつもりだから
- 私のお気に入りだから
- せっかく買ったものだから
- せっかく貰ったものだから
- いらないけど誰かにあげる予定だから
- しまっておいても邪魔にはならないから
- これ全部整理するのは大変だから
- これ全部一人で整理できないから
惜しいと感じること
最初に挙げられる断捨離の難しさの理由の一つは、もったいないという気持ちです。
物を軽んじたくない気持ちは素晴らしいことです。
しかし、それでも部屋の片隅に埋もれ、一度も着ないままの洋服は大切にしているとは言い難いでしょう。
手放せない場合、他の誰かに譲れば良いと思いますが、それができないのが現状です。
未着用、未使用、未定の予定
まだ着ていないから、いつか着るつもりだからといった理由も、捨てることが難しい人にとって一般的です。
即座に必要とされない服が多く、時間が経つと着ることを忘れてしまいます。
1年以上着ていない服は、手放しても問題ないと考えます。
同様に、不確定な予定を理由に服を保持することも整理の障害となります。
お気に入りの存在
好きなものは何点か持っているのは構わないと考えます。
ただし、それが自身のコレクションや貴重なビンテージアイテムでない場合は、整理することが適しているかもしれません。
全ての服がお気に入りだと言えば、一つも手放すことができません。
買った・貰ったから
「せっかく買ったものだから」「せっかく貰ったものだから」といった理由も、手放せない一例です。
「せっかくだから」という言葉は便利ですが、それを理由にすれば全ての服が該当してしまいます。
邪魔にならない
整理が難しいと感じて逃げるためによく使われるのが「邪魔にならない」という言葉です。
邪魔になるかどうかは、その人の感覚に依存します。
自分にとって邪魔にならないなら、片付けなくても問題ないという理由です。
手間がかかる
ここにある服を一枚ずつ広げて仕分けるのは手間と時間がかかり、大変だと感じているのが理由です。
つまり、本人は整理や仕分けが手間で億劫だからやりたくないのです。
ただ、このような理由で進まないままだと、服はますます増えていくばかりです。
ひとりで整理が難しい
増えすぎた洋服を整理しようと思ったものの、時間がかかりすぎて諦めるパターンもあります。
どれだけの量があるかは人によりますが、一人では難しい場合は、家族や業者に手伝ってもらう必要があります。
増え続ける状況を放置すると、ますます悪化する一方なので何とか手を打たないといけません。
洋服を減らす秘訣は?
洋服を減らすための秘訣は何でしょうか?
本人が理解し、納得すること
まず、本当に服を整理しようと思うのであれば、本人がその必要性をよく理解し、納得することが重要です。
なぜなら、本人が納得しない限り、一時的に減らしても再び増えてしまう可能性があるからです。
他人に強制的に処分されたと感じれば、かえって逆効果になることも考えられます。
やはり、これは本人の私物なので、他人が手伝う場合でも本人が主導して作業する方が良いでしょう。
洋服の整理方法は3つにわける
洋服の整理方法は3つ! では、洋服を減らす方法について考えましょう。
最初から必要なものと不要なものに分類できると理想的です。
ただし、元々断捨離が難しいため、溜まりに溜まっていると進展が難しいかもしれません。
その場合、2つではなく3つに分類すると良いでしょう。
- 必要なもの
- 不要なもの
- 検討中
の3つです。
次に、これらの定義が重要です。
必要なものとは
- 絶対に必要なもの
- なくては困るもの
- 過去一年以内に着たもの
不要なものとは
- 絶対に必要でないもの
- これから着たいと思わないもの
- 過去一年以内に着たことがないもの
検討中
- それ以外のもの
必要なものと不要なものが少しでも明確になれば、整理作業は進展します。
元々捨てられないからこそ、最初の仕分けで検討中が多くなっても仕方ありません。
ただし、不要なものが明確になったことで、作業は十分に意義があるものとなります。
再度検討中のアイテムを整理する
最初の整理が終わったら、不要なものは本人の目に触れない場所に移動させます。
※これを再び取り上げると、必要なものに戻る可能性があるため、慎重に扱う必要があります。
そして、再度検討中のアイテムを時間をかけて再仕分けしていきます。
この段階では、できるだけ必要なものと不要なものに分類してもらうと良いでしょう。
こうして明確になった不要なアイテムは、本人に最終確認の上で速やかに処分します。
もちろん、他の人に譲ったり、古着店やメルカリなどで販売することも検討できます。
ただし、本人が再び広げて「もったいない」と感じ始めた場合、これまでの整理作業がリセットされる可能性があります。
断捨離の成功が目標なら、一度きれいに捨てるという選択も検討してみると良いでしょう。
新しい洋服を増やさない方法はある?
今回のような断捨離を避けるために、洋服をこれ以上増やさない方法について考えてみましょう。
持っている洋服が増えてきたら、定期的に整理し、不要なものを捨てるのが理想的ですが、これまでの経験から考えると、それは簡単ではないでしょう。
おすすめな方法として、あらかじめ各アイテムごとの所持数を設定することが挙げられます。
学生や社会人など、身分によって必要なアイテムや数は異なるかもしれませんが、現在の生活に必要なアイテムとその数を決めておくことで、管理が容易になります。
■ 例えばズボン(パンツ)は一年で何着あれば十分でしょうか?
・春夏(ジーンズ×2、チノパン茶白×各1、ハーフ柄×2)
・秋冬(ジーンズ×2、チノパン茶グレー×各1、他×1)
他にもスーツなど必要なアイテムを厳選することで、より具体的な計画が立てられます。
実際にはもっと少なくても生活に支障はないと考えられますが、大切なのは各アイテムごとの所持数の上限を設定することです。
最初は通常の範囲よりも多めに設定しても問題ありません。
本人が設定し、納得できれば、これまでのように無制限に増えることは避けられるでしょう。
その後、様子を見て必要最低限のアイテム数まで減らせれば、これまでとは大きく異なる状態になるでしょう。
まとめ
急に考え方を変えて断捨離をしようとすることは、物を手放せない人にとっては難しいかもしれません。
なぜなら、それが容易なら既に実行されているはずだからです。
しかし、なぜ今断捨離が必要なのか、本人が理解し納得できれば、物事は進展するでしょう。
本人の理解と納得は、整理作業や将来の計画において最も重要な要素です。
他人が本人の意志を軽視して進めることは逆効果となり得るため、慎重に注意が必要です。
特に本人が子供ではなく大人の場合、さらなる慎重さが求められます。
強引に進めるのではなく、良いコミュニケーションを通じて進捗させることが良いでしょう。
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